Netflixの映画『ヴィル』を実際に観た感想を述べ、作品の評価をさせていただきます!
面白いのか・面白くないのか、視聴した人はどんな感想や評判なのかも気になるので調査しましたよ。
- Netflix『ヴィル』の評価
- Netflix『ヴィル』を観たネタバレ感想!つまらない?面白い?
- Netflix『ヴィル』のみんなの口コミや評判
映画『ヴィル』は、悲しすぎる救いようのないお話でした!若き警察官が差別の時代にたくましく信念を貫くハートフルな物語で心温まろうと思って視聴したら、落ち込みました。
ヴィルのこんなはずじゃ無かったのに…の連続にこちらの心もポキっと。
感動作品じゃなさそうだな〜と思いながらの見始めました。
Netflix『ヴィル』のネタバレ感想と評価レビュー
当サイトの評価 | 3.0 |
Netflixの映画『ヴィル』の感想を率直に申し上げると、近年稀に見る大胸糞映画でした!
青年たちの静かなる反逆物語だと思っていたら、世間にあるたくさんの胸糞映画を軽く超えていく仕上がりです。
ラストは、まさかの悲しすぎる結末というか、それは酷すぎ!な展開をむかえてそのまま終わります。
個人的な感想は以下です。
- 第二次大戦時代がかなりリアルに描かれていた!
- 拷問や処刑場面が迫真の演技で惹き込まれた。
- 終始、怖いし暗くてめちゃくちゃ落ち込む
- 結末が伝説級の胸糞で救いようがない!
上から順に1つずつ感想を述べていきますね!
第二次大戦時代がかなりリアルに描かれていた!
『ヴィル』は、第二次大戦中のアントワープ。ナチス占領下の街にいる警察官の物語です。
この時代のうっそうとした雰囲気が上手く描かれており、なんとなく薄暗い街の様子や見上げればヒトラーの存在を感じさせる鉤十字の旗などユダヤ人たちの明日への恐怖が伝わりました。
ヴィルは、若い警察官でしたがユダヤ人たちをボコボコにしトラックで連れて行く上層部に不信感を感じています。でも決して口には出せず…
日本もそうだっけど、どこの国も第二次大戦中は言論統制や行動の監視があったんですね。ヴィルは警察官として迫害に参加する度に目が死んでいきます。
どんどん生気を失っていくヴィルですが…何とか自身の正義を貫こうともして度々反逆的な行動も起こしていました。しかし、国を相手に青年の野望が成就するわけもなく…
めちゃくちゃ切ないけど、これがこの時代の現実です。逆らえば即銃殺。疑わしきは、処刑の時代に目の前で人間の頭を打ち抜く場面を何度も見たヴィルには、勇気が無かったのかも。
1人で立ち向かうには、大き過ぎる敵でした。ヴィルの諦めの顔が悲しすぎました。
拷問や処刑場面が迫真の演技で惹き込まれた。
『ヴィル』での拷問シーンは、見たくないくらい残酷でしたが、迫真の演技過ぎて惹き込まれました。
作中で熱湯と冷水を使った拷問シーンがありました。拷問をされている男性は穴が空いた木箱にパンツ一丁で入れられています。
男性の姿は見えないのですが、熱湯を穴から木箱に流し込んだときの耳をつんざくような絶叫が怖くて、重い木箱がバンバン音を立てて男性が暴れているのが分かりより恐怖。
何度も熱湯と冷水をかけられた男性は、木箱から出てきた時には背中に黄色い水ぶくれが出来ています。何とそれを警官が爪でギギギ〜と引っ掻き皮をめくります。
ギャー!やめてあげて!痛い痛い!
他にも、一斉に疑わしき人物を粛清する場面がありますが、何かみんな諦めているんですよね。普通命乞いしたり逃げたりしそうなのに、もう助からないことを全員が理解している感じ。
大人しく銃殺される姿は、逆に気味が悪かったです!
ヴィルが銃殺された後に、人々が横一列に並んでいた後ろのコンクリ壁をじっと見るんだけど返り血に混じって肉片がこびり着いていて絶句…。
細かい作り込みと、殺されていく人々の静かなる迫真の演技に惹き込まれました!
命を諦めたとき、みんな一瞬穏やかな顔になるんです。心が痛かった。
終始、怖いし暗くてめちゃくちゃ落ち込む
『ヴィル』は、明るい場面は一切無く静かなんだけど当時の上層部たちの狂気を感じました。画面も薄暗いので見ていて暗い気持ちになってしまいます。
裏切りや拷問、処刑の場面もたくさん出てきますし、警官がユダヤ人を捕まえに夜に決まったエリアに奇襲をかけるのですが、逃げ惑うユダヤ人を見るだけでゲンナリ。
ユダヤ人は、男も女も関係無しに殴られていて(しかも、男がめちゃくちゃに殴ってます。)顔から血を出しながら子どもを連れて逃げていたり…
ユダヤ人以外は、それを怪訝な表情で観察しています。同じ服を来た人間なのに…人種差別ってこんな感じなんだなぁと落ち込みます。
とにかく怖いし、暗いし泣きそうになりました!
奇襲でヴィルがユダヤ人の家に押し入ると、玄関で父親がナイフで首を切り自殺します。家の中では彼が殺したであろう女の子2人と奥さん?
警察官に捕まり連れて行かれるくらいなら、死を選ぶ家族も殺すというのがユダヤ人に突きつけられた絶望をよく表していますよね。
どうしようもなく嫌〜な気持ちになります。
結末が伝説級の胸糞で救いようがない!
私が1番伝えたいのは、『ヴィル』の結末です!よく胸糞映画ランキングが巷には溢れていますが、『ヴィル』は多分1位獲れると思います。
結局、ヴィルは自分自身の信念を曲げることも出来ないし、かといって大胆にユダヤ人を守る行動も出来ずコソコソと裏でユダヤ人に協力みたいなことをしていました。
しかし、上層部の方針変換であっさりヴィルの密告は逆効果になりユダヤ人たちは危険さらされます。
ヴィルは別に嘘の密告をしたわけでは無いけれど、普段から差別されているユダヤ人からしたらヴィルに裏切られた気持ちでいっぱい。ヴィルが親しくしていた女性は遠くから悲しみに満ちた顔でヴィルを睨んで走り去り…
ヴィルが弁解しなきゃ!弁解しなきゃ!と女性を追いかける姿はただただ絶望。
こんな事になって、この後どうなるんだ〜と見ていたら女性はヴィルに見せつけるようにあっさり自殺!電車に轢かれて木っ端微塵になります。
ヴィルの心が引き裂かれたような表情でエンドロールで終わり。
えっ…ヴィルは、どうしたら良かったの..女性を愛していたなら国に楯突いて自分の正義を貫けば良かったのか?でも、普通に考えて国vs若い男1人で勝ち目無いですよね。
どうしょうもない終わり方、ハードモード過ぎるヴィルの社会人人生に合掌!
夜中に見たので落ち込みまくった挙げ句、「終わり!?ヴィルかわいそうだろ!」って突っ込みました。
Netflix『ヴィル』のみんなの感想・評判
Netflix『ヴィル』を見た世の中の人たちはどんな感想を持ったのか、感想や評判を紹介していきたいと思います。
『面白かった』『面白くなかった』という感想に分けて紹介していきますね。
面白い!という口コミ感想
珍しい作品だった
映画『ヴィル』(ベルギー、2023年)、ナチ占領下・体制下のアントワープでの抵抗・恭順の物語。血と影の映し出し方が特徴的。あと、フラマン語。
— noby (@nob_de) February 5, 2024
Netflixて配信中の「ヴィル」を見てみたんだけど、標準がフラマン語
— 鮭茶漬け (@sake_chajuke) February 5, 2024
初めて聞く言葉
フランス語っぽくもあり、オランダ語っぽくもある#Netflix #ヴィル pic.twitter.com/8WJNeuDEp6
良かったポイントがあまりなく、作品自体が珍しいという感想がありました。特にフラマン語が気になっている人がいましたね。
内容は、暗過ぎて心に刺さらなかった人が多いのかな?私はところどころ見どころありましたけどね。
フラマン語が珍しいというのは、褒められてるのか何なのか分からない…
ひどい・つまらない!という口コミ感想
Netflix『ヴィル』は口コミ自体が少ないのですが、わりと辛辣な意見が多かったです。
一部声が上がっていた感想について紹介しますね。
あまり面白くない
#えいが
— 酒好きあにき (@Sakezuki_Aniki) February 10, 2024
『ヴィル』△
Netflix。
2024年の作品。
好きな時代をテーマにした戦争映画なんだけど、これはあまり楽しめなかった💦
映画『ヴィル』★★2.9点。 2024年 73本目
— リョウタ (@HJBtenet8190) February 5, 2024
2024年 73作目
2024年公開作品 10作目
とても重い戦争映画
あまり面白くなく… https://t.co/sIiTpUSpNg #Filmarks #映画
『ヴィル』は、あまり面白くないという感想がありました。終始暗いし、ジメジメしているので見ていて辛いそうです。
救いがないから余計につまらないと思う人もいそうです。
重すぎて辛い
ネトフリのヴィル見ました。第二次世界大戦下のアントワープが舞台で非常に重く辛い映画。
— カスミ (@nnblues10) February 1, 2024
『ヴィル』は、内容が重すぎて見ていて辛いという感想がありました!差別、拷問や処刑の場面がバンバン出てくるので重すぎる内容に苦しくなる方もいたようです。
少ない口コミのほとんどが辛いとか、重いとかばかりでした。
感想・評価のまとめ
この記事では、Netflix『ヴィル』のレビュー、感想を紹介しました。
口コミ自体がかなり少なく、マニアックな作品であることが、よく分かりました。だからといって隠れた名作でもありませんし、結末が胸糞すぎでした。
胸糞映画が好きな人は、ぜひ見て欲しいし胸糞ランキング更新に貢献できる作品です。興味本位で見るには良い作品ですが普通に落ち込むので元気な時に見てください。
歴史が好きな人には、第二次大戦中の雰囲気がリアルなので意外とハマるかもしれませんね。
私の胸糞映画ランキング堂々1位になりました!